じたばたしても
一ミリも進めない
もがけばもがくほど
見えない糸で絡め取られ

そういう日がある
そういう日もある

たまたまそういう日に
当たったのだろう

起きていようか
寝てようか
どちらにしても

来るまで待とう
去るまで待とうと
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なくした涙はどこにある
離ればなれの友だちは
季節は次々追い越して
もう一度なんて二度と無い

この町に住みはや幾とせ
知らぬ間にしわも増えて
嫁いだ人の知らせもないままに
もう二度と見る日もない

幸せな日々はありましたか
思い出にこもらないでよ
ふとふりかえろうか
元に戻ろうか
また春が来るというのに

永遠はリフレイン
そこにはなにもない
あるのは捨てた後悔と涙だけ

永遠はリフレイン
そこにはなにもない
だからきっといつかくる夢のように
透き通っていくよ

明日会えるかな
己を傷つけず
いや己の他も誰をも傷つけず
歌うことは
叶わぬものだろうか

頭の中のトゲトゲ
胸の中のイガイガ
腹の中のエイリアン
それらが一挙に
肉厚の脂の固まりを突き抜け
なけなしの固い薄皮の一枚すら貫き通し
血しぶきを上げ
粘液をまき散らし
あたりの地面を汚物まみれにする

恥辱に沈む残骸は
人の眼を背けさせ

振り返る者は誰もいない

ずぶずぶの焦げた黒褐色の細胞を
真っ白いひとつまみの灰燼となし
すっきり沁み一つ残すこともなく
澄んだ冬の青空のように
歌い上げることは
できないのだろうか
そのような歌は果たして
この世界のどこかに
あるのだろうか
寒い寒いで日が暮れて
明日はきっと雪が降る

お地蔵様も寒かろう
藁の雪よけかむりましょう

水はしんしん凍てついて
雪もしゅくしゅく音を消す
なにがどうしたか
なにも言えなくなって

Siriのように
ずっと「そうですね」と
言い続けた
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朔

Author:朔
NANTEI様より
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ありがとうございました。


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