己を傷つけず
いや己の他も誰をも傷つけず
歌うことは
叶わぬものだろうか

頭の中のトゲトゲ
胸の中のイガイガ
腹の中のエイリアン
それらが一挙に
肉厚の脂の固まりを突き抜け
なけなしの固い薄皮の一枚すら貫き通し
血しぶきを上げ
粘液をまき散らし
あたりの地面を汚物まみれにする

恥辱に沈む残骸は
人の眼を背けさせ

振り返る者は誰もいない

ずぶずぶの焦げた黒褐色の細胞を
真っ白いひとつまみの灰燼となし
すっきり沁み一つ残すこともなく
澄んだ冬の青空のように
歌い上げることは
できないのだろうか
そのような歌は果たして
この世界のどこかに
あるのだろうか
スポンサーサイト
寒い寒いで日が暮れて
明日はきっと雪が降る

お地蔵様も寒かろう
藁の雪よけかむりましょう

水はしんしん凍てついて
雪もしゅくしゅく音を消す
なにがどうしたか
なにも言えなくなって

Siriのように
ずっと「そうですね」と
言い続けた
ずるい ずるいよ
貴方はどうしようもなく ずるい

追っかけたらふぃとスカすくせに
退けばノコトコ寄ってきて

猫の子じゃあるまいし
乳飲み子でもあるまいし

嫌なら構わず放ってくれればよいものを
なんなら無視してくれればよいものを

ずるい ずるいよ
本当に ずるい

そして
そんな貴方をいつまでも
しつこく しつこく
気になる なんて
どうかしているんだ きっと わたし
泣いても
寂しくても
そのまま
そのまんま
貴方らしい
貴方のままで
今日だけは笑って
Merry Xmas!
プロフィール

朔

Author:朔
NANTEI様より
「なんちゃって俳人倶楽部」の
バナーを戴きました。
ありがとうございました。


なんちゃって俳人倶楽部

月別アーカイブ
カレンダー
01 | 2018/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 - - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ